製品・サービス

出火原因はウンチ!?豚小屋4棟が燃えた意外な原因 英国

 英国中部ノース・ヨークシャー州で今月7日、養豚場の豚舎4棟と大量の干し草が燃える火事があった。幸い、1匹残らず焼豚にならずに済んだが、火元はなんと豚が誤って食べた歩数計だったという!

 

 ノース・ヨークシャー消防本部によると火事が発生したのは現地時間7日午後1時半ごろ、リーズ市郊外のブラマムの農場からの通報で、消防部隊2チームが現場に急行。目の前には燃え盛る枯れ草の山と、キーキー鳴き叫ぶ豚の群が右往左往していた。

なぜ歩数計を食べたのか

 

 この火事で豚舎4棟が焼けたが、豚にはかすり傷ひとつなく、まずは一安心。だが、出火原因はなかなか特定できず、丸一日調査を行った結果、放牧された豚がエサと間違って飲み込んだ歩数計に使われているリチウム電池の中の銅の切片が、豚の胃の中の内容物と化学変化を起こし、排泄された後に発火したことを突きとめた。

 

 この歩数計は人間が落としたものではなく、豚が狭い檻のなかで拘束されることなく、放し飼いされていることを証明するために脚につけられているものだという。

リチウム電池の火災事故

 リチウム電池は、スマートフォンや電子タバコなどのモバイルバッテリーとして内蔵されているが、近年火災事故が増えている。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)によると、2013年4月から2017年3月までの5年間に全国から報告された事故の件数は582件にのぼり、そのうち約7割が火災事故だという。

 

 原因は、バッテリーの製造過程で内部に異物が混入したことによって、充電を繰り返すうちにショートを起こしたというものが多いが、それ以外にも、ポケットにスマホを入れたまま転倒したり、飼い犬に噛まれるなど、外部から加わった衝撃が原因で、内部ショートを引き起こすことが多いという。

 

 特に電子タバコや掃除機のバッテリーなどは、誤ってプラスチックゴミの収集日に出してしまうと、プラスチックリサイクル工場で破砕機にかけた際、リチウムイオン電池が押し潰されて発火する事故が増えている。一度発火するとまわりには燃えやすいプラスチックで覆われているので消火に時間がかかるという。(動画は犬がかじったスマホ用電池の出火のようす/NITE)

 

 

 農場のブタには難しいかもしれないが、人間の場合は、ゴミの収集を行っている自治体や最寄りのリサイクル協力店、使用済み充電池のリサイクルをおこなっている一般社団法人JBRCに回収方法を相談してほしいとしている。

 あなたにオススメの記事

 編集部からのオススメ記事