歴史

イースター島のモアイにトラックが追突 先住民族が怒り心頭

 南米チリ沖に浮かぶイースター島で今月初め、モアイ像が並び立つ場所にトラックが飛び込む事故があった。この事故の影響でモアイを含む建造物が甚大な損傷をこうむったという。

 

 事故が起きたのは今月1日、イースター島北部のラパヌイ国立公園で、海沿いの高台に駐めてあった無人トラックが動き出し、モアイ像を含む複数の石の建造物をなぎ倒した。

 チリのメディア「Cooperativa(コーペラチバ)」によると、現場は先住民族が「アフ」と呼んでいる、祭祀を行う神聖な場所。

 

 運転手が、ブレーキの故障で動かなくなったトラックを乗り捨てて、その場を立ち去ったあと、車が勝手に動き出し、斜面を滑り落ちて「アフ」に侵入。モアイ像1体に追突したほか、石積みの高台を壊したという。

 先住民で作るラパヌイ・コミュニティの代表者カミロ・ラプさんは「モアイはこの島の人たちにとって宗教的な価値を持つ神聖な存在。1000年以上の歴史的価値があるものがとりかえしもつかない状態になってしまった」と怒り心頭で、犯人を厳罰に処すよう司法当局に要請している。

 

 あなたにオススメの記事

 編集部からのオススメ記事