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「白いキリンの親子」密猟者に殺される 残るは1頭 ケニア発(動画)

 アフリカ東部ケニアで3年前に見つかった非常に珍しい白いキリンの親子が、密猟者によって殺されていたことが明らかになった。地元の野生動物保護団体は10日、「地球上に生息する白いキリンはオス1頭を残すのみだ」という声明を発表した。

 

 このキリンは、2017年6月、ケニア北東部の野生動物保護区イシャビニ・ヒロラ地区で密猟者を監視中のレンジャーチームが川岸の森を歩く全身真っ白い体の親子を発見。

 

アルビノではない

 キリン特有の網目模様がなく、たてがみまで白いため、最初は幽霊か精霊を見てしまったと恐れおののいたが、木立から現れた仲間のキリンが通常の姿をしているため、現実だと気づき、慌てて動画を撮影した。

 

 以来、キリンのお母さんのことを「白雪姫(スノーホワイト)」と名付け、複数の野生動物保護団体が協力して親子の成長を見守ってきた。

パトロールが行き届かず目撃途絶える

 しかし昨年11月から12月にかけて、雨続きだったことから、密猟者に対するパトロールが行き届かず、今月10日に白骨化した親子の遺体が見つかるまで、数カ月もの間、二頭の目撃情報は途絶えていたという。

 

 密猟者はまだ特定されていないが、声明によると親子は武装した密猟者に殺された形跡があるとして、現在ケニア野生生物局が捜査を進めている。

 

 体が白い動物というと、生まれつき皮膚や髪の毛が白く、メラニン色素が欠乏しているアルビノ(先天性白皮症)が有名だが、この親子の瞳は黒く、しっぽの先にも黒い毛が生えているため、白変種だという。

 

 ケニアには他にもオスの白いキリンが確認されているが、今回親子が殺されたことで、地球上に残る白変種のキリンは1頭だけになった可能性が高い。

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