感染症

新型コロナ「スペイン帰り女子学生」検疫待たず成田→沖縄へ帰宅

 この三連休の間に国内の新型コロナウイルスの感染者数は1000人を超え、死亡者数は41人になった。成田空港や羽田空港では欧州からの帰国者5人の感染があいついで判明しており、そのうちスペインから帰国した10代の女子学生は、検疫の結果を待たずに沖縄県の自宅に帰り、帰宅後に陽性が確認されたケースもあるという。

 

 厚労省によると22日現在の国内感染者数は、クルーズ船を除いて1089人になり、退院した人の数は272人に増えた。都道府県別に見ると患者の数は依然として北海道が158人と最も多いが、すでに半数の81人が退院しており、新たな感染者数の増加は抑制されている。

 

 一方、高齢者の感染者が目立つ愛知県では患者数が130人以上に増えており、死亡した人の数は16人と、確率にすると12%と高い状態が続いている。

 

 新たに感染が確認される人のうち、最近になって目立つのは渡航先の流行国からの帰国者だ。空港検疫で陽性が確認された場合、輸入症例になるため、国内感染例とはカウントしないが、これまでに1173人がPCR検査を受け、そのうち16人が陽性だと判明している。

 

 今月21日には、空港検疫で判明した感染者の3分の1にあたる5人が確認されていて、そのうち3人がスペイン・マドリード州から帰国、他の2人は、それぞれ仏パリとイタリア北東部のヴェネト州からの帰国者だった。

 

 このうち今月20日朝にスペインから成田空港に到着した沖縄県中部保健所管内の10代の女子学生は、検疫所から検疫結果が出るまで待機するよう要請されていたにもかかわらず、バスで羽田空港に向かい、そこから沖縄県に移動。翌21日に成田空港検疫所から保護者に連絡があり、陽性だと伝えられたという。

 

 厚労省は「検疫所の指示に従わない場合は、検疫法違反になる可能性がある」と指摘している。

 あなたにオススメの記事

 編集部からのオススメ記事