感染症

新型コロナ「首都封鎖ありうる」3週間が分かれ道 小池都知事

 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、東京都の小池百合子知事は23日午前の会見で「今後、爆発的に感染が拡大すれば、首都を封鎖(ロックダウン)もありうる」として、今後3週間が重要な分かれ道になるという見解を示した。

 

 23日現在、東京都内の感染者数は中国・武漢市からのチャーター便による帰国者やクルーズ船乗客を除くと累計で138人、このうち死者の数は4人、入院中は103人、重症者数は9人、退院した人は31人になっている。

4月12日までの3週間

 小池知事は23日昼前に開かれた会見で、東京都内の感染状況について、▽海外からの帰国者や、▽感染源が特定できない感染者が増えていると指摘したうえで、流行国から帰国した感染者集団(クラスター)が、大規模なメガクラスターに発展し、感染が連鎖していくと、突然爆発的に患者が急増するオーバーシュートが起こるおそれがあると述べた。

 

 さらに公衆衛生上必要とされる対策を何も取らなかった場合、東京都では流行のピーク時に1日あたり外来患者4万人、入院患者2万人を超えるという推計結果を発表し、その場合は「首都の封鎖もありうる」と懸念を示した。

 

 小池知事は「きょう23日から4月12日までの3週間が分かれ道になる」として、換気が悪く、密閉した空間で参加者同士の距離が近い場所で行われるイベントについては、引き続き開催の自粛を求めていくと呼びかけた。

 

 特に来月以降予定されている大学の入学式や企業の入社式などについては、全国各地から若い世代が上京することで感染者が集中するおそれがあるとしている。

 

 会見に同席した国際医療センターの専門家は、「流行国からこの時期に帰国する人が増えることは想定していなかったが、3月前半と後半で状況は一変した。仮にきょうウイルスに感染しても、全体状況が明らかになるのは2週間はかかる」として、若い世代は感染しても症状が軽く、遊びに行ったり飲食店などにも行けるが、親や高齢者世代は重症化するリスクが高いと述べて、今後3週間の集中期間中の協力を強く訴えた。

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