富久娘酒造(兵庫県神戸市)は11日、「純米酒」と表示した酒に醸造アルコールを使用したり、「吟醸酒」としている商品の原料に規格外の加工用米を使用したなどとして、10月以前に製造した38銘柄54品目について自主回収を発表した。
自主回収の対象となる銘柄は、「富久娘 純米」(1800ミリリットル)や「吟醸 天下の春」(1800ミリリットル)など54品目で、富久娘酒造では、送料着払いで該当商品を送付してほしいと呼びかけている。
「吟醸酒」、「純米酒」、「本醸造酒」は「特定名称酒」と呼ばれ、それぞれの呼び方を商品に表示するためには、原料・製造方法などについて条件が定められている。