歴史

防災歳時記1月22日 世界の空を変えた巨象

 今から44年前、1970年の今日1月22日、世界の空を変えた巨象が、パンアメリカン航空ニューヨーク - ロンドン便で初就航した。

 

 ボーイング747(愛称『ジャンボジェット』)

 

 これほどロングセラーで、世界の空を変えた旅客機はないだろう。

 

 それまでのジェット旅客機は、せいぜい150〜200人程度しか乗客を乗せることができなかったが、ジャンボは500人以上の乗客を運ぶことができた。

 

 それは結果、「空席で飛ぶぐらいなら、運賃を下げた方がよい」と言うことになり、エコノミー料金は団体割引で、以前より格段に下がった。

 

 これが、庶民にとって「高嶺の花」だった海外旅行をぐっと身近なものにした。

 四基のエンジン、二階建ての客室、そして今じゃ当たり前になったが、それまではミサイルにしか使われていなかった技術だった慣性航法装置(INS)、当時としては何から何まで最新の技術が盛り込まれた画期的な旅客機だった。

 

 500人超の乗客を運ぶことができるそのパワーから、人だけでなく貨物も運び、さらには各国の政府専用機に採用され、そしてついにはスペースシャトルまでをも運んだ。

 

 全世界で引き渡されたジャンボジェットは1500機以上。

 

 もちろん日航ジャンボ機墜落事故のような悲しい事故もあったが、一方でジャンボによって旅の思い出を作った人々の数も計り知れない。

 

 そんなジャンボジェットも今年3月末に日本の空からすべて引退する。

 

 本当に長い間ご苦労さま。

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