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宮城・石巻魚市場 匿名で1000万円の金の延べ板届く

 東日本大震災で津波の被害を受けた宮城県石巻市の石巻魚市場に、匿名で1000万円相当の金の延べ板2枚(計2キロ)が届いた。同市場は現在も仮設テントで水産物の取引を続けており、「復興に役立てたい」としている。

 

 同市場によると、延べ板は縦11センチ、横5センチ、厚さ8ミリ。同市場の須能邦雄社長(69)宛に宅配便で8日に届いた。「支援品」という貼り紙があり、菓子の空き箱に入っていた。送り状で長野市から発送されたことがわかったが、送り主欄に記されていた「地震津波支援協力会」は実在せず、架空の団体とみられる。

 

 石巻港沖の金華山(きんかざん)にちなみ、周辺海域で獲れるギンザケ・カツオ・サバを「金華ブランド」として売り出してきた同市場にとって、「金」は特別な意味を持つという。須能社長は「希望の光を与えてもらったようで心強い」と話し、延べ板はしばらく「復興のシンボル」として保管した後、新しい市場の再建資金に充てるつもりだ。

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