火山
どこまで育つ?西之島 元の面積の4.5倍に成長
2014年03月30日 15時00分
小笠原諸島の西之島の噴火活動が継続し、面積が元の4.5倍に拡大していることが、海上保安庁による観測でわかった。
昨年11月、元々あった西之島の南東で海底火山が噴火し、新たな陸地が出現。”新島”として注目されたが、溶岩の流出によって面積が拡大し続け、年末には元の島と一体化した。
海上保安庁が24日に航空機で上空から観測したところ、島の大きさは東西約1150メートル、南北約850メートル、面積約70平方キロメートルで、東京ドーム15個分に相当するという。
また、新たな火口も確認され、30分に1回ほどの間隔で灰色の噴煙をあげていた。
観測に同行した東京工業大学・火山流体研究センターの野上健治教授は「マグマの供給は継続しており、島の成長はしばらく続くと見込まれる」と分析している。
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