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福島第一 地下水くみ上げ再開 基準超も問題なしと判断

   福島第一原発の汚染水を減らす「地下水バイパス」計画で、東京電力は12日、放射性物質の濃度が基準を超えたため使用を停止していた井戸からの地下水の汲み上げを再開した。水を移送するタンク内の濃度を分析した結果、問題はないと判断したという。


   「地下水バイパス」計画は、地下水が原子炉建屋の地下に流れ込んで汚染される前に井戸でくみ上げ、東電の定める基準を下回っていることを確認した上で海に放出するというもの。


   建屋の山側に12本の井戸を掘り、4月9日から汲み上げを開始したが、このうち「No.12」の井戸で5月26日に1リットルあたり1700ベクレルの放射性トリチウムを検出。基準(同1500ベクレル未満)を超えたため、翌27日から使用を停止した。


   その後の検査でも基準は超えていたものの、水を移送して一時保管するタンク内の濃度を分析した結果、東電はこのまま移送し続けても「当面はタンク内の濃度は基準を上回らない」と判断。6月12日夜、「No.12」の使用を再開した。


   東電は「濃度の監視強化を継続し、一時保管タンクへの影響がないことを確認していく」としている。

   

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