リコール

非常ブレーキ作動に遅れも… 停止装置不備 首都圏の私鉄でも

   JR東日本の車両の一部で緊急列車停止(EB)装置に不備が見つかった問題で、小田急電鉄や西武鉄道など首都圏の私鉄でも車両550両あまりに同様の不具合があり、非常ブレーキの作動するまでの時間が想定より遅くなる恐れがあることがわかった。


   EB装置は電車の走行中、運転士が自動車のアクセルにあたる「カ行ノッチ」やブレーキ、気笛などを60秒間操作しないと警告ブザーが鳴り、さらに5秒経つと、運転士が病気や居眠りなど異常な状態に陥ったと判断して自動的に非常ブレーキをかける仕組み。

 

   JR東日本が6日、警告ブザーが60秒経っても鳴らない不具合が1548両であったと発表し、国土交通省が鉄道各社に同様の問題がないか調査を要請していた。

 

   新たに不具合が判明したのは、小田急電鉄196両、西武鉄道216両、東武鉄道102両、京成電鉄38両の計552両。自動列車停止装置(ATS)など別系統のブレーキがかかった場合に、EB装置は運転士が操作したものと認識して、ブザーが鳴るまでの時間がリセットされてしまうという。

 

   ただ、ATSに影響はなく、速度超過や先行列車への異常接近などの場合はATSによって停止するとして、各社とも「電車衝突の危険はない」としている。

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