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ノーベル物理学賞に貢献 浜松のメーカー製品に米学会賞

 「米国電気電子学会(IEEE)」は、電気や電子分野における歴史的偉業を評価する「マイルストーン」に、小柴昌俊東京大学教授が2002年にノーベル物理学賞を受賞する「素粒子ニュートリノ」の観測に貢献したとして光学機器メーカー「浜松ホトニクス」(静岡県浜松市)が開発した「20インチ光電子増倍管」を認定した。

 

  「IEEE」は電気・電子・情報・通信分野の世界最大の学会で、社会や産業の発展に貢献した研究開発のうち、25 年以上経過した技術に対し、歴史的業績を表彰する制度として1983年に創設。国内ではJR東海の東海道新幹線や富士山気象レーダーなどに続いて23件目の認定となる。

 

 「20インチ光電子増倍管」は、1979年に小柴教授の依頼を受けて同社が開発に着手したもの。陽子崩壊実験施設「カミオカンデ」で、超新星で発生した「ニュートリノ」の観測に使われたことが評価され「IEEEマイルストーン」認定に結びついた。

 

 同社では「開発から今日まで、宇宙の解明に役立っていることは社員のモチベーションにつながっている」と述べて、「マイルストーン」認定の喜びを語っている。折りしも、浜松市出身の天野浩・名古屋大学教授がノーベル物理学賞を受賞したばかりで、「ものづくり」を誇る同市に朗報が相次いでいる。

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