環境

ケニア絶滅危惧種のキタシロサイが死亡 オスは残り1頭に

 絶滅が危惧されているキタシロサイのオスが今月17日に死亡し、地球上での生息数はわずか6頭を残すのみになったと、ケニアのオルペジェタ自然保護区が発表した。

 

 オルペジェタ自然保護区によると、「スニ」と呼ばれる34歳のキタシロサイが17日の朝に保護区域内で死亡しているところを動物管理官が発見した。シロサイの寿命は長くて40~50歳。密猟者の犠牲になった痕跡は認められなかったが、保護区では死因の特定を急いでいる。


 チェコのドゥブール・クラローベ動物園で人工繁殖によって生まれたスニは、2009年に他のキタシロサイ3頭とともにケニアに送られた。 野生の環境下ならメスのホルモンバランスが正常化すると期待されていたが、これまでのところ人工繁殖の試みでさえ失敗に終わっている。


 キタシロサイは、アフリカ中部から東部にかけての地域で角を目当てにした密漁の犠牲となったり、生息地を失ったことで個体数が激減。同じシロサイの仲間であるミナミシロサイも準絶滅危惧種に指定されている。

 

 スニの死によって地球上に生息するキタシロサイは、オス1頭とメス5頭になった。

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