気象

今年の世界平均気温 過去最高になる可能性 WMO

 世界気象機関(WMO)は3日、2014年の世界の平均気温が観測史上最高になる可能性が高いと発表した。背景には、海水温の上昇があり、世界各地で豪雨や洪水、干ばつなどの気象災害につながっているとして、地球温暖化の深刻な影響について警鐘を鳴らした。

 

 この報告は、ペルーの首都リマで開催中の国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP20)に合わせて発表されたもの。

 

 報告によると、2014年1月から10月の平均気温は14.57℃と、1961年から1990年までの平均と比べて0.57度上昇。2004年からの10年間と比べても0.09℃高いという。

 

 11月と12月も同じ傾向が続けば、今年の年間平均気温は、これまで最高だった2010年などを上回って、観測史上最高になる可能性が高まっており、このままでは平均気温の上位15年のうち、21世紀に入ってからが14年を占めることになる。

 

 海水温についても、北半球を含む広い範囲で過去最高を記録。地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の平均濃度については、2013年には396ppmに達し、産業革命以前に比べて約1.4倍増加している。

 

 WMOのミシェル・ジャロー事務局長は、「今、この瞬間も地球温暖化は進んでいる」と述べて、温暖化によって世界各地で大雨による洪水や干ばつが起こっている現状について警告を発した。

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