防災知識

災害時のTwitter リアルタイムで分析 デマも見極め

 災害時にTwitterにあふれる投稿情報をリアルタイムで分析して、被災者や復旧・救援活動の従事者が必要とする情報を地図上にわかりやすく示す分析システムを、情報通信研究機構(NICT)が開発し、8日よりインターネット上で試験公開を始めた。情報が矛盾するツイートも同時に検索し、デマ情報を見極めやすくしている。


 スマートフォンなどからリアルタイムで情報を投稿できるTwitterは、東日本大震災で有用な情報源として活用された一方、「石油コンビナートの火災で、酸性雨が降る」などといったデマ情報や、既に古くなった情報が広がるケースも見られた。


 NICTは、東日本大震災直後の1カ月間の全投稿約6.5億件を解析し、対災害SNS情報分析・検索システム「DISAANA(ディサーナ)」を開発した。


 このシステムは、利用者が「どこで大雪が発生していますか?」「宮城県で何が不足していますか?」などの簡単な質問を入力すると、回答候補を選び出し、地図上あるいはカテゴリ別にわかりやすく表示してくれる仕組み。


 また、情報の信ぴょう性を判断する材料として、矛盾する内容のツイートも同時に検索し、注意を促すマークを表示する。


 パソコンのブラウザからの使用に加えて、スマートフォンやタブレット端末からの利用にも対応している。8日から試験公開を開始し、今後は自治体などと協力して、実際の災害時を想定した実証実験を行って改善点を洗い出し、使い勝手の向上をめざすという。

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