防災知識

日本初 屋上に1800トンの超大型制震装置 新宿三井ビル「揺れを半分以下に」

 甚大な地震が発生した際に、高層ビルで起こる揺れを低減させるための日本初の超大型制振装置を「新宿三井ビルディング」の屋上に設置したと、三井不動産が14日明らかにした。


 東日本大震災の発生時、震源から離れた東京都内では長周期地震動を観測し、超高層ビルが立ち並ぶ新宿エリアでは、最長13分間、最大1.08メートルほど揺れていたことが判明している。


 三井不動産と鹿島建設は、従来、超高層ビルの風揺れ対策として屋上に設置してきた振り子式のおもりの技術を応用して、日本初の制震装置を開発。


 55階建ての「新宿三井ビルディング」に設置した制震装置は、300トンのおもり6基(計1800トン)を屋上に設置し、地震が発生した際、これらのおもりが建物の揺れと反対側に揺れることで振動エネルギーを吸収し、揺れ幅と時間を低減するしくみ。


 電気を使用しないので停電の影響は受けず、東日本大震災と同規模の揺れであれば、揺れ幅は半分以下、時間は6分の1まで低減されると見込まれている。

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