原子力

規制委 大飯原発の事前評価は原則「新基準」で

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は17日の記者会見で、現在、国内で唯一稼働している関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の事前評価について、「新しい基準に照らして判断する」と述べ、現在策定中の「新規制基準」案をベースに評価する考えを示した。

 

 大飯原発の事前評価は6月下旬をめどに結果を取りまとめる予定だが、新基準が施行されるのは7月であることから、田中委員長は、「まだ新基準案の段階」と前置きしつつも、「新基準をベースに確認して、どの程度の満足度があるか見ていきたい」と述べた。

 

 新基準では、基準津波に耐えられる防潮堤の設置など、大飯原発が現状では条件を満たしていない可能性もある基準が盛り込まれているが、これについて田中委員長は、

 

「(基準津波に対して)合理的に評価されていて、防潮堤が必要ないと言う事であれば、それは作る必要がないと思う」

 

と述べ、単純に防潮堤の有無での評価はしないとの認識を示した。

 

 原子力規制委員会としては、大飯原発の事前評価について新基準案をベースに行なうものの、安全上重要な問題がなければ、次の定期検査に入る9月までは運転を認め、その後、再稼働の申請が出された時点で、本格的な再評価を行なう方針。

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